三省さんしょう製薬の歴史

創業60年、培ってきた技術力と開発力のあゆみ

  • 1887年

    地域に根ざした薬局が歴史の原点に

    前身の「陣内三省堂薬局」開業

    三省製薬の前身となる「陣内三省堂薬局」は、激動の明治時代に福岡県大牟田市に誕生しました。家伝の漢方処方にもとづき薬を製造していた創業者・陣内龍一は、明治政府が進めていた“医薬分業”をいち早く取り入れることに。医師による診療をまだ気軽には受けられなかった庶民にも、漢方薬や医薬品が行き届くようにとの思いで、地域に根ざした薬局として、みなさまの健康を支え続けました。

    陣内三省堂薬局
  • 1960年

    「三省製薬株式会社」の創業

    美白のパイオニアとしての第一歩

    戦後、陣内三省堂薬局の製薬部門を独立させて、新たに誕生したのが現在の「三省製薬株式会社」です。当時から特に力を入れていたのが、皮膚科領域の薬の開発。肝斑の治療に使われていたプラセンタエキスに着目し、医薬品の塗り薬として"シミ治療外用剤"の開発に日本ではじめて成功しました。その後、プラセンタエキス配合クリームは医薬品から医薬部外品へと分類が変更されました。そのおかげで病院や薬局以外での取り扱いが認められ、多くの女性が手にすることができるようになりました。三省製薬という社名のとおり、医薬品で培った製薬技術が、化粧品づくりに活かされているのです。

    三省製薬株式会社
  • 1971年

    大牟田市から大野城市へ

    福岡県大野城市に本社および本社工場設立

    福岡県大野城市に本社工場設立
  • 1988年

    日本の「美白」を創る

    国内初の「美白」化粧品発売

    自社開発の「コウジ酸」が日本ではじめて医薬部外品の美白有効成分として承認を取得。これにより医薬部外品に「美白」という概念が誕生しました。研究開始から13年の歳月をかけて安全性と有効性を実証。1988年にそれまでの成果がようやく実を結び、世界初となるコウジ酸配合クリームを発売。日本の「美白」化粧品の幕開けとなったのです。

    「美白」化粧品、コウジ酸配合クリームを発売
  • 1993年

    美容成分開発にこだわった独自の化粧品を

    オリジナル通販化粧品「デルメッド」販売開始

    自分らしく、ありのままに美しく、年齢を重ねていきたい。そう願う女性の気持ちに美容成分の力で応えるため、私たちはオリジナル化粧品ブランド「デルメッド」を設立しました。当時の商品には、開発に成功したばかりのシワ対策のための新成分を採用。さらには、洗顔から美容液まで、一連のお手入れで大人肌をケアできるようベストな処方にこだわり、「基本のスキンケア」を完成させました。成分の開発から化粧品への配合、さらには製造までの工程を一貫して行える強みを活かして、肌悩みを抱える女性が本当に満足できる商品をお届けする、大人の女性のための化粧品ブランド「デルメッド」の歴史は、ここからはじまりました。

    DERMED(デルメッド)販売開始
  • 1995年

    佐賀県鳥栖市に佐賀工場設立

    佐賀県鳥栖市に医薬部外品、化粧品の工場を設立しました。

    佐賀工場設立

    育毛成分「6-ベンジルアミノプリン」の承認取得

    コウジ酸に次ぐ独自の医薬部外品有効成分として、育毛成分「6-ベンジルアミノプリン」の承認を取得しました。育毛分野ではライオン株式会社の「ペンタデカン」に次ぐ2番目の有効成分です。美容室専売である「クオレ」ブランドの育毛剤「薬用サイトプライン」に配合し発売しました。このサイトプラインシリーズは今もなお毎年10万本以上を売り上げる大ヒット商品になっています。

    育毛剤「薬用サイトプライン」を発売
  • 1999年

    ISO9001認証取得

    通信販売の化粧品会社として日本ではじめて開発から生産・品質管理までを包含するISO9001の認証を取得しました。

  • 2008年

    ハリ不足をケアする「セラムバイタル」の開発

    ハリ不足やたるみをケアする成分を開発する中で「若返りのハーブ」といわれるローズマリーに着目。ハリや弾力に有用な成分を高濃度で抽出するのは難しいとされていましたが、条件を細かく変化させながら丹念に試作を繰り返すことで、ハリ・弾力に働きかける美容成分「セラムバイタル」の開発に成功しました。セラムバイタルは、1000gのローズマリーの葉から僅か1gしか抽出できない非常に希少な成分です。自社ブランド「デルメッド」の美肌クリームに配合し、ハリ不足や乾燥に悩むお客さまへお届けしています。

    「セラムバイタル」の成分、ローズマリー
  • 2012年

    東日本大震災の遺児たちを支援する

    みちのく未来基金の支援活動に参加

    2011年に起こった東日本大震災。その被害の甚大さに私たちは声を失いました。少しでも被害に遭われた方々の力になりたいとの思いから、震災遺児たちの進学を助ける「みちのく未来基金」に寄付を続けています。

  • 2017年

    福岡県大野城市の福岡本社構内に

    「大池さんしょう保育園」開園

    子育てと仕事を両立させていくために、働く皆さんを支援する「大池さんしょう保育園」を開園しました。三省製薬の社員だけでなく、近隣のお子さまも受けいれています。

    「大池さんしょう保育園」開園
  • 2019年

    竹から生まれたエイジングケアシリーズ「yameKAGUYA」販売開始

    無農薬栽培の竹から抽出した美白サポート成分「竹幹表皮エキス」を配合したエイジングケアシリーズ「yameKAGUYA(やめかぐや)」を開発・販売。福岡県、久留米リサーチパーク、九州大学、三省製薬による産官学共同プロジェクトによって誕生した化粧品です。放置竹林問題解決の一助となることを目指すとともに、売り上げの一部を竹林整備基金へ寄付することで、森林保全、竹林整備に役立てます。

    竹から生まれた「yameKAGUYA(やめかぐや)」販売開始
  • 2021年

    美容成分の新工場「佐賀工場B棟」設立

    佐賀県鳥栖市に立地する佐賀工場の敷地内に、美容成分の新工場「佐賀工場B棟」を設立しました。美容成分の生産能力は約3倍となり、より多くのお客様へ美容成分の力をお届けできるようになりました。

    美容成分の新工場「佐賀工場B棟」設立
  • 2022年

    ジェンダーフリースキンケアブランド「IROIKU」販売開始

    幅広い方にもっと気軽にスキンケアを楽しんでいただきたい。そんな想いから、スキンケアとトーンアップを1アイテムで叶える色づき美容液「IROIKU(イロイク)」の販売を開始しました。従来のスキンケアやメイクの枠にとらわれない「IROIKU」は、性別・年齢問わず多くの方にお使いいただいています。

    ジェンダーフリースキンケアブランド「IROIKU」販売開始

    ISO22716(化粧品GMP)の認証取得

    化粧品製造の国際規格である「ISO22716」の認証を取得しました。