三省製薬では、130種類以上の独自の美容成分を開発しています。
美容成分ラボでは、美容成分の効果やメカニズム、商品企画のヒントなどをわかりやすくご紹介します。

2019.8.26

  • 果実・種子
  • 美肌

福岡県久留米市で育った “はとむぎ” が美肌づくりをサポート!

はとむぎ

古くから生薬として役立てられてきた“はとむぎ”

はとむぎ

はとむぎは、南アジアを原産とするイネ科ジュズダマ属の植物で、中国では約2000年も前から種植されてきたという歴史があります。中国をはじめ、東南アジアなどで食用として古くから利用され、健康・美容効果がよく知られていたようです。また、はとむぎの殻を除いて乾燥したものは「ヨクイニン」と呼ばれ、生薬として用いられてきました。ヨクイニンは中国の最古の薬物書「神農本草経(シンノウホンゾウキョウ)」に「上薬」として紹介されているほか、漢方の古典「本草綱目(ホンゾウコウモク)」にも記載があります。

久留米市のはとむぎ畑

はとむぎがいつ日本に伝来したのか正確にはわかっていませんが、江戸時代の医師・貝原益軒が編纂した「大和本草」には、ニキビやイボに良いという記述が見られます。当時から、イボとりや肌をなめらかにする民間薬として親しまれていたようです。
はとむぎは、現在でも様々な美容アイテムに活用されています。しかし、食用も含め日本国内に流通するはとむぎの多くは海外産。日本産のはとむぎは、わずか10%ほどしかありません。

食すだけではなく塗っても良い、はとむぎの美容力

久留米はとむぎエキスのターンオーバー正常化作用

日本国内では岩手県や栃木県などではとむぎが栽培されていますが、九州で最も作付け面積が広いのが、福岡県久留米市。平成22年度から、地域おこしの一環としてはとむぎを使った様々な商品開発に取り組むなど、はとむぎ栽培に力を入れています。
三省製薬は、この貴重な久留米産はとむぎに着目。古くからのはとむぎの利用法としては“食す”あるいは”飲む”方法が一般的でしたが、三省製薬は“塗る”方法でもターンオーバーを正常化し肌をなめらかにする働きがあることを発見。化粧品に幅広く利用できる成分の開発に成功しました。

水溶性と油溶性、はとむぎから2種類のエキスを抽出

三省製薬のはとむぎエキスには、用途に応じて選べる水溶性エキスと油溶性エキスの2種類があり、幅広い商品開発にお役立ていただけます。

水溶性の久留米はとむぎエキスと油溶性の油溶性ヨクイニン抽出液の2種類がございます。

水溶性・油溶性ともに皮脂の酸化を防ぐ働き

水溶性の久留米はとむぎエキス、油溶性ヨクイニン抽出液ともに、皮脂の酸化を抑制する抗酸化作用が認められています。皮脂は健やかな肌を守るために欠かせないものですが、過剰に分泌された皮脂が酸化すると肌トラブルを引き起こし、シミ、シワ、肌あれなどの原因にもなります。皮脂の酸化は頭皮でも起こるため、不快臭やかゆみなどの頭皮トラブル、さらに白髪や抜け毛にもつながります。
三省製薬のはとむぎエキスは、皮脂の酸化を防ぐ働きで、肌や頭皮を健やかな状態に保ちます。

久留米はとむぎエキスの皮脂酸化抑制作用。1%濃度で、93.7%抑制
油溶性ヨクイニン抽出液の皮脂の酸化抑制作用。1%濃度で、29.2%抑制

さらに、ターンオーバーを正常化する作用も

水溶性の久留米はとむぎエキスを使った試験では、肌表面の角層の重なりを改善する作用が見られました。乱れたターンオーバーを正常化し、肌をなめらかに整えます。

久留米はとむぎエキスのターンオーバー正常化作用

「久留米はとむぎエキス」「油溶性ヨクイニン抽出液」はこんな開発にオススメ

三省製薬の「久留米はとむぎエキス」「油溶性ヨクイニン抽出液」は、化粧水や美容液、ヘアケアまで幅広く活用できる成分です。

 

皮脂の酸化を抑え、健やかな肌の土台づくりに役立つ、貴重な国産原料からつくった成分です。水溶性と油溶性の2種類がありますので、様々なタイプの商品にご活用いただけます。

 

●スキンケア商品
●エイジングケア商品
●ヘアケア商品
●ボディケア商品

 

三省製薬株式会社

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