三省製薬では、130種類以上の独自の美容成分を開発しています。
美容成分ラボでは、美容成分の効果やメカニズム、商品企画のヒントなどをわかりやすくご紹介します。

2025.2.27

  • 美肌

麦芽の効果とは、細胞を活性化させる働きも

麦芽は大麦の種子を発芽させたもので、ビールやウイスキー、水飴などの原料として使われる私たちの食生活にもなじみ深い存在です。大麦の種子をそのまま使うのではなく、わざわざ一手間かけて発芽させて使うのは、芽が出る際に糖などの成分が作られるから。
発芽のタイミングは、生命力があふれ出す絶好のタイミングなのです。

細胞を活性化させる働きを持つ麦芽根に注目

大麦の種子の中にはもともと不活性の糖化酵素が含まれており、発芽により酵素が活性化されることで糖が生まれます。これこそ、発芽に際して芽の中で生命活動が活発になっている証拠。さらに芽や根には、これから成長していくための成分がぎっしりと詰まっています。

麦芽の根に含まれる活性物質

ビールやウイスキーに使われる麦芽は、発芽させた後、芽や根を取り除いて使われています。三省製薬は、その根に含まれる窒素源や各種活性物質には細胞を活性化させる働きがあることに着目。これから成長しようとする生命力をまるごと活かした「バクガ根エキス」を開発しました。

麦芽は体に悪い?

麦芽自体は一般的に健康に悪いとされるものではなく、むしろ多くの健康効果が期待できる食品成分です。

過剰摂取には注意

麦芽エキスや麦芽糖などの形で摂取する場合は、糖分が多いため、過剰になると肥満や血糖値の上昇につながる可能性があります。

ビールにも含まれる?

麦芽はビールにも含まれています。ビールの主要成分とされる「大麦、ホップ、酵母、水」のうちの大麦の一種です。大麦に比べてビタミン含有量が増加している点や、様々な酵素が活性化し栄養価が向上する点から、麦芽はおいしいビール作りに欠かせない重要な原料です。

そのため、過剰摂取に注意は必要なものの、決して体に悪い成分ではありません。

バクガ根エキスはしわケアを叶える!

年齢とともに増えてくるシワは、加齢に伴って真皮のコラーゲンが減少したり、構造が乱れたりすることで作られてしまいます。つまり、体内で新たなコラーゲンを次々に生み出すことができれば、シワのない若々しい素肌に近づけるということ。

その願いを叶える助けとなるのが「バクガ根エキス」です。

ヒト皮膚線維芽細胞にバクガ根エキスを添加して培養したところ、コラーゲン産生促進作用がみられました。濃度が上がるほど、コラーゲン産生率も大きくなり、10%濃度では314%増加という高い結果が得られました。

バクガ根エキスがアンチエイジングにつながる

さらに、「バクガ根エキス」には線維芽細胞の増殖を促進する作用や、あらゆる肌トラブルを引き起こす酸化を抑える作用があることもわかっています。麦芽の生命力が、シワケアをはじめとするエイジングケアに役立ちます。

真皮を形成するコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸はいずれも線維芽細胞により産生されています。線維芽細胞が増えることで、これらの成分が産生され、新たなシワの抑制につながります。

紫外線によって酸化した脂質は非常に有害で、シミやシワをはじめあらゆる肌トラブルの原因になることが知られています。バクガ根エキスは、エイジングの基本となる“過酸化脂質の発生”を抑えることができます。

麦芽の効果は、こんな商品で実感できる!

コラーゲンの産生を促進するなど、細胞を活性化させる「バクガ根エキス」は、年齢サインが気になる方のエイジングケアに効果的です。

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