2025.4.25
肌の土台とされる基底膜のケアに有効?
メリロートの効果を紹介
年齢を重ねるほど、肌が重力に負けるように、たるみやシワなどの悩みが増えてしまいます。
たるみやシワが起きる原因のひとつが、“肌の土台” とも言える基底膜の衰え。
三省製薬ではヨーロッパ原産のオーガニックハーブ・メリロートに着目し、肌の土台からハリケアを叶える成分を開発しました。
メリロートは、マメ科の多年草で「スイートクローバー」とも呼ばれるヨーロッパ原産のハーブです。
特有の甘い香りがあるため、ハーブティーやウォッカの香りづけに使われています。また、血流やむくみを改善する働きがあると言われ、むくみ改善薬やダイエットサプリメントなどへの活用も見られます。
そんなメリロートに、“肌の土台” である基底膜を守り、さらに修復する働きがあることを三省製薬は発見。年齢とともに気になるたるみやシワを土台からケアできる『メリロートエキス』の開発に成功しました。
基底膜は、肌の表皮層と真皮層の間にある、厚さわずか約0.1μm の薄い膜です。
この薄い膜は建築に例えるならば肌の土台であり、足場のようなもの。
表皮と真皮をつなぐ基底膜は、健やかな肌を保つために重要な、次の大きく3つの役割を担っています。
これらの働きを、基底膜があることで十分に行うことができているからこそ、ハリのある美しい素肌が育まれているのです。
では、基底膜が傷ついたり、なくなってしまったらどうなるでしょうか。
潤いやハリを保つことができる正常な肌細胞が作られなくなり、さらに形状を維持する土台がなくなることでたるみやシワを招いてしまいます。例えるならば、足場や土台がなくなってしまい、職人が働けなくなってしまった建築現場のようなもの。土台が乱れてしまっては、いくら保湿や栄養補給を頑張っても、なかなか潤いやハリのある肌は取り戻せません。
基底膜は、「ラミニン」や「Ⅳ型コラーゲン」などのタンパク質を主成分として構成されています。基底膜の骨格はⅣ型コラーゲンで構成されており、基底膜骨格と表皮をつないでいるアンカリングフィラメントという構造体はラミニンで構成されています。
これらのタンパク質は紫外線などの刺激を受けると分解されてしまい、基底膜のダメージに繋がりますが、『メリロートエキス』はこの両方のタンパク質に対する作用によって、基底膜をケアします。
『メリロートエキス』にはⅣ型コラーゲンを分解する酵素MMP2*の発現を抑える作用が認められ、基底膜骨格を構成するⅣ型コラーゲンを守ります。
MMP2 | Ⅳ型コラーゲンを分解する酵素で紫外線によって増加する |
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TGF-β1 | MMP2を増やす情報伝達物質 |
※スマートフォンでの閲覧時、この表組は横にスクロールできます。
さらに、『メリロートエキス』はアンカリングフィラメントの主成分であるラミニンの遺伝子発現量を増加する働きもあることがわかっています。
つまり、“基底膜を分解から守る”+“構成成分を増やすことで修復する”、この2つの働きで潤いとハリのある肌を土台からしっかりと守ることが期待できるのです。
コスモス認証(COSMOS 認証)とは、欧州5団体が制定したオーガニックコスメの世界基準です。
コスモス認証では下記がルールとして定められています。
コスモス認証を取得することで、消費者がオーガニック製品を見極めることができ、品質の安全性が保証されます。
メリロートエキスはこうした厳しい基準をクリアした成分です。
三省製薬の『メリロートエキス』は、肌の土台である基底膜成分に働きかける、三省製薬独自のユニークな成分です。年齢を重ねるほど感じるたるみやシワの悩みに、また肌にやさしいオーガニックコスメや自然派化粧品としても活用してみてはいかがでしょうか。