2024.11.25
80%以上が効果実感、育毛に有効な成分
「CTP(6-ベンジルアミノプリン)」vol.3(全3回)
前回、遺伝子解析技術の進歩により、『CTP』には細胞に働きかけヘアサイクルを正常に戻す効果があることがわかりました。現在、『CTP』を育毛有効成分として配合した育毛剤は、累計500 万本以上もの販売実績があり、実際に使用した方からは数多くの喜びのお声が寄せられています。最終回となる今回は、ヒト試験で実証された毛髪への効果と、アンケートからわかった効果実感についてご紹介いたします。
蘭の開花やリンゴの果実の成長を促すなど、CTP(6-ベンジルアミノプリン)は植物細胞を元気にする働きがあり、農業の分野で広く使われていた成分です。
1990年に、三省製薬の研究員が白髪防止剤の候補として研究していた約500種類もの素材の中から、優れた育毛効果があることを発見。植物の成長を促すのと同様に、髪の成長をつかさどる細胞にも直接働きかけ、発毛を促進するちからがあることを突きとめました。その後、育毛剤への応用を見すえて開発をスタート、1995年に厚生省(当時)から有効成分として承認されました。
『CTP』の働きは遺伝子解析で判明しましたが、実際に人の頭皮に使うことで毛の成長速度や太さがどう変わるのか、その作用を確かめるために、トリコグラム法と呼ばれる方法で計測を行いました。
トリコグラム法とは、1cm 四方の髪を剃り、定期的に写真撮影してパソコンで画像解析を行い、毛が伸びる速さや直径などを継続的に測る方法です。実験期間中は、5名の被験者に『CTP』配合育毛剤を朝・晩2 回、適量を頭皮に塗布後マッサージを行ってもらい、使い続けることでどのような変化が見られるかを計測しました。すると、成長期の毛髪が増えるなど、遺伝子解析を裏付ける結果が得られました。
硬毛率とは、直径が50μm以上の太い毛の割合のことです。使用3ヶ月で、太く健康な毛の本数が120%増加しました。
髪の毛の太さは頭髪の外見に重要であるとされています。使用3ヶ月で毛の太さが11.4%太くなり、頭髪の外見維持の効果が期待できます。
脱落毛(抜け毛)の総数計測や臨床観察による判定などを行ったヒト試験でも、『CTP』の効果が実証されています。洗髪時、排水溝にストッキングを4 重にかぶせて抜け毛を回収し、太い毛から軟毛まですべての脱落毛を手作業で数えて検証した結果、確かな有効性があることがわかりました。
臨床観察の結果にもその有効性は表れており、その後の問診では、プラセボ群と比較して明らかに「やや良かった」と答えている人が多く見られました。これは、使用者本人が毛髪に対する効果の実感を得られやすい成分である、ということが言えるでしょう。
女性モニターに対する『CTP』配合育毛剤のアンケートを行ったところ、70~80%の女性が効果を実感しているという結果が出ました。遺伝子解析やトリコグラム法でわかった作用を、使用者本人もしっかりと実感できる満足感の高い成分だということが確認されたのです。さらに、継続使用すればするほど、より実感がアップすることもわかっています。
このように、『CTP』は長く使用すればするほど、実感値もアップしていく成分です。年齢とともに増える抜け毛や薄毛、髪の細さに悩む人は、日常的に取り入れて長くケアを継続していただくと、きっと嬉しい変化を感じられることでしょう。
3回にわたってご紹介してきた三省製薬の育毛有効成分「CTP」は、育毛促進因子や脱毛因子の発現に作用してヘアサイクルを正常化することで、髪の悩みに根本からアプローチする成分です。CTP配合の育毛剤は累計500万本以上が販売され、使用者からも高く評価されています。トリコグラム法を用いたヒト試験では、成長期の毛髪の増加や毛の成長速度・太さの変化が確認されました。さらに、女性モニターを対象としたアンケートでも、使用者の70~80%が効果を実感しています。長く使用すればするほど、実感値もアップしていく成分です。育毛剤商品としての使用実績も長く、年齢とともに増える抜け毛や薄毛の悩みにぜひお役立ていただければと思います。