三省製薬 2021年事業方針
2021年02月24日
「よりよい成分、よりよい化粧品4.0」の実現に向けた、真価発揮の年
美容成分の開発・製造・販売とオリジナル通販化粧品ブランド「デルメッド」を展開する三省(さんしょう)製薬株式会社(本社:福岡県大野城市 代表取締役社長:陣内宏行)では、2021年を当社が真の価値を発揮する幕開けの年と位置付け、1月に展望を発表しました。その展望と「よりよい成分、よりよい化粧品4.0」というコンセプトの実現に向け、このほど以下のように2021年の事業方針を策定しました。
【 美容成分開発・商品開発の方針 】
原料調達や素材開発においては、植物を素材にした成分開発など、エコ、エシカル、サステナブルを重視 した取り組みを進めていきます。
美容成分については、抗シミ、抗シワ、育毛効果の高い成分開発に取り組みます。さらに、競争力強化に向けて、化粧品および化粧品原料(美容成分)の有効性を評価する試験の開発に注力していきます。
【 ブランド展開 】
●当社を代表するオリジナル化粧品ブランド「デルメッド」の再強化。
コロナ禍もありスキンケアへの関心が高まる中、より多くの方々にデルメッドの“基本のスキンケア“を手にしていただくべく、「デルメッド」ブランドの再強化に取り組みます。
「デルメッド」は「コウジ酸」をはじめとする、自社開発による美容成分の優れた効果を最高の形でお客様 にお届けしたいとの想いから1993年に誕生した当社のオリジナル化粧品ブランドです。当社の「成分力」 「配合力」、「製剤力」を結集した「デルメッド・テクノロジー」を駆使した当社を代表するブランドとして、 肌悩みを感じ始める30代から60代以上の方まで、幅広い層の女性から多くのご支持をいただいています。
●2021年3月、「デルメッド ものづくり宣言」を正式発表。
当社の真の価値を発揮し、「よりよい成分、よりよい化粧品4.0」を進めていくにあたり、デルメッドにこめた当社のものづくりへの思いと取り組みを「デルメッド ものづくり宣言」として3月に正式発表します。
3月15日より当社ウェブサイト(https://www.sansho-pharma.com/company/interview01/) において、「デルメッド ものづくり宣言」に込めた社長の思いを対談形式で掲載します。
●お客様へのサービス強化に向け、当社初となるリアル店舗展開。
当社のオリジナル化粧品ブランド「デルメッド」を中心とした商品を取り扱う当社初の実店舗を、春頃に福岡市内にオープンします。既存顧客はもちろん、潜在層への認知獲得や「デルメッド」体験の場として活用すべく準備を進めています。
●新ブランドの開発。
当社が掲げるコンセプト「よりよい成分、よりよい化粧品4.0」の新たな価値を具現化する新ブランドの開発に取り組みます。
【 B to B事業 】
●B to B事業における営業体制の強化。
2021年は当社の強みを生かした営業体制の強化を図るべく、東京事務所の人員増強などを予定しています。当社は、当社が開発した美容成分(化粧品原料)のB to B販売の他、OEM事業、ODM事業も手掛けています。化粧品の安全性試験、安定性試験、有効性試験など、開発から製品化まで、化粧品づくりに関わる全てのサービスを販売品目化していることを強みとしています。
* OEM:当社が製造メーカーとして、他社ブランド製品の製造を受託する事業。
ODM:商品企画の段階から他社ブランド製品の製造までを受託する事業。
【 環境への取り組み 】
●環境に配慮した事業推進。
今年度中(2021年3月まで)は現状を把握すべく、本社と佐賀工場におけるガソリン、電気、ガス、廃棄物の量を計測し、CO2排出量に換算する取り組みを進めています。来年度からは具体的な目標 値を設定し、目標達成に向けて取り組んでいきます。
【 ものづくり・人づくりへの取り組み 】
●美容成分の工場を佐賀工場内に新設し、高品質で高効率なものづくりを推進。
美容成分開発への取り組みをさらに強化するため、当社佐賀工場の敷地内に美容成分の工場を新設します。2月に着工し、7月末に竣工予定です。また、既存の佐賀工場(化粧品工場)においても、充填機や乳化機などを更新し、画像センサーを導入するなど生産設備を増強します。化粧品工場と美容成分の工場とあわせて佐賀工場全体で高品質で高効率なものづくりを進めていきます。
●「個人の成長を支援する」ことによる人材育成。
人づくりにおいては、個人の成長を支援することにより、組織を成長させることが、コンセプトとして掲げる「よりよい成分、よりよい化粧品4.0」の実現につながると考えています。今年度は個人のスキルを上げるための外部研修やマネジメント層向けの内部研修を実施しました。来年度も継続して実施していきます。