コロナ禍3 年目、美容にかける費用は3 年連続アップ。 実践している美容法は「適度な運動」。昨年から急上昇しトップに !!

2022年10月13日

-スポーツの秋︕ 「美容とスポーツに関する意識調査」結果 -

■ 美容にかけるお⾦は、1 ヶ⽉平均で「9,671 円」。昨年⽐1,110 円アップ︕
■ スポーツをする際は、⽇焼け⽌めや保湿、化粧⽔を多めに使うなどケアを⼼がけている︕
■ ⽇焼け⽌めの塗り直しが⾯倒という不満から、「汗でも落ちない⽇焼け⽌め」へのニーズが⾼まる︕

三省(さんしょう)製薬株式会社では、20〜60 代の⼥性、計584 ⼈を対象に「美容とスポーツについての意識調査」を実施し、このほど結果がまとまりました。
当社は毎年意識調査を実施しており、今回で3 回⽬となります。コロナ禍で3 年⽬となり、⼥性たちの意識や⾏動にも変化が⾒えてきました。

 

【 調査結果サマリー】
コロナ禍で3 年⽬となりましたが、美容成分にこだわりを持つ⼈は昨年より約1 割増えました。美容にかけるお⾦も過去3 年連続で増加していることがわかりました。取り⼊れている美容法では、昨年は「紫外線・⽇焼けを防ぐ」がトップだったのに対して、今年は「適度な運動」が1 位に急上昇したのが⼤きな特徴です。
スポーツと美容の関係性をみると、スポーツをする際は⽇焼け⽌めを塗る前に保湿をしたり、スポーツをした⽇の夜は普段より化粧⽔を多めに使う、⼊念に洗顔をするなど、ケアを⼼がけていることもわかりました。⽇焼け⽌めを塗り直すのが⾯倒という不満から、「汗でも落ちない⽇焼け⽌め」が欲しい商品のトップに挙げられました。コロナ禍当初は巣ごもり⽣活を余儀なくされたものの、アクティブに体を動かすことに意識が向いてきたようです。

 

【 調査結果詳細 】
⼥性にとって美容とは、「⾃分に⾃信をつけるもの」であり、楽しく、無理なく、毎⽇続けるものであることがわかりました。これは3 年連続で同じ傾向です。
⼀⽅、美容にかけるお⾦は3 年連続で増えています。今年の1 ヶ⽉当たりの平均は「9,671 円」で昨年から1,110 円増、⼀昨年と⽐べると2,647 円も増えました(昨年は8,561 円、⼀昨年は7,024 円)。年代別で最も⾼いのは20 代の「10,923 円」で唯⼀の1 万円超ですが、昨年⽐では▲1,597 円。30 代は「9,542 円」で、昨年と⽐べると+3,773 円の⼤幅増となりました。
実践している美容法にも変化がみられます。昨年は「紫外線・⽇焼けを防ぐ」が最多でしたが、今年は「適度な運動」(63.9%)が1 位に急浮上しました。
⼀⽅、「適度な運動」による満⾜度は100 点満点の平均で「53 点」にとどまりました。
化粧品に⼊っている美容成分に「こだわりがある」⼈は昨年⽐約1割アップの62.3%となりました。
その理由は、昨年同様に「効果への期待」を挙げる⼈が最多でした。
また、スポーツをする際のスキンケアは「⽇焼け⽌めを塗る前に保湿をしっかりする」⼈が4割。スポーツをした⽇の夜には、「普段より化粧⽔を多めに使う」
⼈が3割、「普段より⼊念に洗顔する」⼈が2割いることもわかりました。
スポーツをする際の不満は、「⽇焼け⽌めを塗りなおすのが⾯倒」が約4割で最多。欲しいと思うスポーツに関連した美容商品では、1位「汗でも落ちない⽇焼け⽌め」2位「ウォータープルーフでありながら、落としやすい⽇焼け⽌め」、3位「美容成分がふんだんに⼊った⽇焼け⽌め」でした。細かい機能や特徴のある⽇焼け⽌め関連商品へのニーズが⾼いようです。
 

< 調査概要 >
・調査⽅法 インターネット調査
・実施時期 2022 年8 ⽉
・対象 20 代〜60 代⼥性
・居住地域 東京都、愛知県、⼤阪府、福岡県
・有効サンプル数 584 サンプル
(20代113⼈、30代113⼈、40代118⼈、50代122⼈、60代118⼈)

 

< 三省製薬(株)について >
当社は「よりよい成分、よりよい化粧品」をコンセプトに掲げ、美容成分の開発から各種試験の受託、化粧品の製造まで、⼀貫して⼿掛ける技術⼒を強みに事業を展開しています。オリジナルブランドとしては、肌悩みを感じる⼥性たちに幅広く⽀持をいただいている「デルメッド」、⽵のアップサイクルにより放置⽵林対策にも貢献する「yame KAGUYA(やめかぐや)」、ジェンダーフリーの⾊づき美容液「IROIKU」を展開しています。

 

以下、設問ごとの詳細です。

・自分にとって美容とは、「自分に自信をつけるもの」がダントツ、2 位は「身だしなみを整えるもの」。
 ・昨年に比べ「身だしなみを整えるもの」は4.7 ポイント増。
外への意識が強まっている。
・「実年齢より若く見られる」ことを重視しない傾向は3 年連続同じ。

⾃分にとって美容とは何かを尋ねたところ、「⾃分に⾃信をつけるもの」と回答した⼈が39.0%でダントツでした。次いで「⾝だしなみを整えるもの」(19.9%)、「⼈⽣を豊かにするもの」(14.0%)の順でした。

昨年も順位は同じでしたが、「⾃分に⾃信をつけるもの」は昨年⽐2.5 ポイント減った⼀⽅、「⾝だしなみを整えるもの」は同4.7 ポイント増加となりました。コロナ禍で3 年⽬となり、外への意識が強くなっているのかもしれません。

年代別でみても、各年代とも「⾃分に⾃信をつけるもの」が最多ですが、30 代が50.4%で最も⾼くなりました。
⼀⽅、40 代以降は「⾝だしなみを整えるもの」が増える傾向となりました。

また、全年代を通じて「実年齢より若く⾒られるようにするもの」という回答は1 割未満でした。これは⼀昨年、昨年と同様の結果です。
 

・取り入れている美容法は、「適度な運動」が63.9%でトップ。
昨年比24.1ポイントの大幅増! しかし、満足度は「53点」とやや低め。
・年代別で見ると、30代を除くすべての年代で「適度な運動」が1位!

 

普段取り入れている美容法を尋ねると、1位は「適度な運動」(63.9%)で、昨年比24.1ポイントの大幅増となりました。昨年の1位は「紫外線・日焼けを防ぐ」でしたが、今年は運動が美容法として注目されたことがわかります。
2位は「十分な睡眠」(59.1%)、3位は「体に良いものを食べる」(52.2%)、4位は「紫外線・日焼けを防ぐ」(51.9%)、5位は「スキンケアにこだわる」(42.0%)でした。

年代に注目してみると、30代を除くすべての年代で「適度な運動」が1位でした。30代の1位は「十分な睡眠」、2位は僅差で「適度な運動」となりました。
コロナ禍3年目となり、巣ごもりの「静」から、体を動かす「動」に意識が向いてきているようです。

 

 

さらに、取り⼊れている美容法の満⾜度を100 点満点で聞いてみると、「適度な運動」を取り⼊れている⼈の平均点は「53 点」でした。
取り⼊れている美容法で2 位となった「⼗分な睡眠」の満⾜度は「61 点」、3 位の「体に良いものを⾷べる」は「56 点」、4 位の「紫外線・⽇焼けを防ぐ」は
「56 点」、5 位の「スキンケアにこだわる」は「58 点」でした。
これらに⽐べると、「適度な運動」の満⾜度はやや低めとなりました。

 

・取り入れている美容法のこだわりベスト3は「楽しんでやる」、「我慢・無理をしない」、「日課にする」こと。
・30 代は昨年に比べ、「お金」、「時間」をかける人、「新しい情報を入手する」人が増加!

 

取り⼊れている美容法のこだわりを尋ねたところ、「楽しんでやる」(77.9%)がトップでした。以降、「我慢・無理を しない」(74.8%)、「⽇課にする」(62.3%)、「新しい情報を⼊⼿する」(51.0%)、「ストイックにやらない」(47.9%)、「時間をかけない」(44.5%)、「⼿間をかけない」(42.5%)、「お⾦をかけない」(41.6%)と続きました。

 

総じて、「楽しさ」を重視して、「我慢や無理」をせず、「お⾦」、「時間」、「⼿間」もあまりかけず、「新しい情報」を得ながら、「ストイックにならない」程度に、「⽇課にする」⼈が多い様⼦がうかがえます。この傾向は昨年も同様でした。

 

年代に注⽬すると、30 代は昨年に⽐べ、「お⾦」と「時間」をかけて、「新しい情報を⼊⼿」する⼈が増えており、アクティブに美容に取り組んでいる様⼦がうかがえます。(「お⾦をかける」は昨年⽐3.1 ポイント増、「時間をかける」は同15.3 ポイント増、「新しい情報を⼊⼿する」は同4.4 ポイント増)。

 

・取り入れている美容法にかける1 ヶ月あたりの平均費用は「9,671 円」、昨年比で約1,000 円アップ。平均費用は3 年連続で増加!
・年代別では、30 代(9,542 円)が、昨年比+3,773 円の大幅増となったのが特徴的!

 

取り⼊れている美容法にかけている費⽤は、1 か⽉あたり平均で「9,671 円」でした。
昨年に⽐べると1,110 円増、⼀昨年⽐では2,647 円も増えており、3 年連続で増加していることがわかりました。

また、今年の結果を年代別にみると、最も⾼いのは20 代の「10,923 円」で、唯⼀の1 万円超となりました。
30 代(9,542 円)、50 代(9,807 円)、60 代(9,570 円)はいずれも9,000 円台で、40 代のみ8,557円となりました。
昨年と⽐べると、30 代が+3,773 円の⼤幅アップとなったのが特徴的です。⼀⽅、20 代は昨年⽐ ▲1,597円でした。40 代は同+1,739 円、50 代は▲813 円、
60 代は+2,492 円でした。

化粧品の美容成分に「こだわりがある」人は62.3%。昨年比で1 割増。
・こだわりの理由ベスト3 は、「美容成分の効果に期待するから」、「自分にあった美容成分を選びたいから」、「安全・安心にこだわるから」。

 

化粧品に⼊っている美容成分にこだわりが「とてもある」、「まあある」と回答した⼈は62.3%。昨年は50.8%で約1 割増となりました。


年代別にみると、全ての年代でこだわりがある⼈(「とてもある」、「まあある」)は過半数となり、昨年⽐もすべての年代で増えました。特に30 代(65.5%)は
昨年⽐17.4 ポイントの⼤幅増となりました。60 代(66.1%)も同16.1 ポイント増、50 代(67.2%)も同14.3 ポイント増と2 桁増となりました。


こだわりが「とてもある」、「まあある」とした⼈にその理由を聞いてみると、ベスト3 は「美容成分の効果に期待するから」(60.4%)、
「⾃分にあった美容液を選びたいから」(49.5%)、「安全・安⼼にこだわるから」(48.1%)で、他の項⽬を⼤きく引き離しました。「美容成分に興味がある」⼈は全体で28.8%でしたが、年代別でみると30 代は52.7%で他の年代に⽐べて⾼く、昨年⽐で倍増したのが特徴的です。
 

スポーツをする際のスキンケアは、「日焼け止めを塗る前に保湿をしっかりする」が4 割でトップ。
・「夜、普段より化粧水を多めに使う」人は3 割、「夜、普段より入念に洗顔する」人は2 割。

 

スポーツをする際のスキンケアを尋ねてみると、「⽇焼け⽌めを塗る前に保湿をしっかりする」(39.4%)がトップ。
以降、「⽇焼け⽌めを何度か塗りなおす」(32.5%)、「夜、普段と変わらないスキンケアをしている」(30.7%)、「夜、普段より化粧⽔を多めに使う」(27.1%)、「夜、普段より⼊念に洗顔する」(22.4%)の順となりました。


総じて、スポーツをする⽇は、保湿と⽇焼け⽌めを重視する傾向にあるようです。また、夜は普段と変わらないスキンケアの⼈が3 割いる⼀⽅で、普段より化粧⽔を多めに使ったり、普段より⼊念に洗顔するなど、普段と違ったスキンケアをする⼈もいることがわかりました。


年代別にみると、20 代〜50 代の1 位は「⽇焼け⽌めを塗る前に保湿をしっかりする」が1 位、60 代は「夜、普段と変わらないスキンケアをしている」が1 位でした。
 

スポーツをする際のスキンケアにおける課題や不満は、「日焼け止めを塗りなおすのが面倒」が約4 割でダントツ。
・回答結果を俯瞰すると、「日焼け止め」にかかわる課題や不満を持つ人が約7 割。

 

スポーツをする際のスキンケアにおける課題や不満についての回答結果を俯瞰してみると、「⽇焼け⽌め」にかかわる課題や不満を挙げた⼈が計69.7%となりました。その内訳では「⽇焼け⽌めを塗りなおすのが⾯倒」という⼈が43.3%と最多でした。
「スポーツ直後に洗顔する」ことによる課題や不満を挙げた⼈は計40.1%。「スポーツ直後に洗顔をしたいができない」ことによる課題や不満を挙げた⼈は計13.2%となりました。年代別にみると、他の年代に⽐べて30 代は「⽇焼け⽌め」にかかわる課題や不満を挙げた⼈が85.0%と多いのが特徴的です。

・欲しいと思うスポーツに関連した美容商品は
1 位「汗でも落ちない日焼け止め」
2 位「ウォータープルーフでありながら、落としやすい日焼け止め」
3 位「美容成分がふんだんに入った日焼け止め」。

 

欲しいと思うスポーツに関連した美容商品は、「汗でも落ちない⽇焼け⽌め」(45.4%)がトップ。次いで、「ウォータープルーフでありながら、落としやすい⽇焼け⽌め」(33.9%)、「美容成分がふんだんに⼊った⽇焼け⽌め」(28.1%)、「メイクや⽇焼け⽌めはそのままに、汗だけ拭きとれるシート」(24.7%)、
「1 つでファンデ―ション効果もある⾊づきの⽇焼け⽌め」(22.4%)の順でした。

年代に注⽬すると、全体数値に⽐べて30 代は、「スポーツをする前にメイクの上から使える保湿化粧品」、「『スポーツ後』に特化したスキンケア化粧品」、
「スティックタイプなど塗り直しが簡単な⽇焼け⽌め」など6項⽬の数値が⾼いのが特徴的です。
スポーツに関連した多様な美容商品にニーズがあるのは30 代といえそうです。