OEM・ODMにより開発した商品や、化粧品原料の開発例の一部をご紹介いたします。
三省製薬では、下記のように当社で製造・販売する化粧品原料を活かしたご提案が可能です。
OEM商品例 ①
有効性だけでなく、販促時のイメージ訴求にも
肌に残るスキンケアと違い、5~10分で洗い流してしまうシャンプーやトリートメントなどのヘアケア製品。肌に触れる時間が非常に短いため、有効性を出すことが難しいとされる商材ですが、三省製薬では、効果のあるヘアケア製品の開発事例も複数ございます。
その事例の一つとして、ヘアケア効果のある化粧品原料「豆乳発酵液(黒大豆)」をご紹介いたします。従来の黒大豆よりも質が良く、高いポリフェノール含有量を誇る福岡県産「クロダマル」を用いた豆乳発酵液(黒大豆)は「毛髪ダメージの修復」や「頭皮の脂質酸化抑制」などヘアケアに嬉しい効果が実証されています。
また、その有効性もさることながら、一般的な黄色の大豆ではなく黒大豆を原料とすることで、毛髪の黒を想起させる副次効果もございます。ヘアケア製品に配合することで、“髪に良さそう”というイメージ訴求にも役立つとご好評をいただいております。
OEM商品例 ②
複数の美白成分でより高い効果を
数多くの美白化粧品が存在する中で、いかに他社商品と差別化を図るかに悩まれている企業様も多いのではないでしょうか。1988年に日本で初めて医薬部外品の美白有効成分の承認を得た「コウジ酸」を開発した当社は、さらなる研究を重ね、桑黄(そうおう)というキノコに新たな美白効果を発見。メラニンを生成する酵素「チロシナーゼ」の成熟を抑えるという珍しい効果であることがわかりました。
「桑黄抽出液」の特徴は、既存の美白成分であるビタミンCやトラネキサム酸とはまったく異なるメカニズムで美白効果を発揮する点にあります。そのため、それらの美白成分と組み合わせることで相互作用が生まれ、多角的な美白アプローチが可能となります。多くのユーザーに効果を実感してもらいやすく、満足度の高い美白化粧品の開発が可能であると、ご好評をいただいております。
OEM商品例 ③
ユニーク素材を活用した季節商材で差別化
柑橘系で爽やかなイメージの商品開発をご検討の企業様にご提案することが多い化粧品原料の一つとして、大分県産のカボスを用いた「大分カボス果汁」がございます。緑色の柑橘系といえばスダチを使用することが一般的ですが、三省製薬では8~10月にかけて収穫された旬の大分県産カボスのみを使用し、化粧品に配合可能な「大分カボス果汁」を開発しました。
「大分カボス果汁」にはアンチエイジング効果をもたらす3つの作用、シミやシワの原因となる過酸化物質の発生を防ぐ「皮脂酸化抑制作用」、肌老化の原因を除去する「フリーラジカル消去作用」、黄ぐすみの原因物質の産生を防ぐ「AGEs産生抑制作用」があります。複数の有効性データがあり、幅広いアンチエイジング効果を持った成分です。
当社ではクレンジング商品に使用しておりますが、爽やかなイメージを活用し、UVケアなどの夏季の商品に使用される企業様も多いほか、ヘアケア商品に使用されるケースもございます。ユニークな国産果汁という点においても、有効性に加えて「厳選された素材」で差別化を図る商材としておすすめです。
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実例その①
独自性を高めるために、商品の重要な要素である「化粧品原料」の新規開発を希望される企業様もいらっしゃいます。三省製薬では様々な素材からの原料開発の実績がございます。
例えば、植物の乾燥から抽出、製造までをご依頼いただいた事例では、「オリジナル性を高めるために原料となる植物素材の収穫時期を一定期間に絞りたい」とのご要望をいただきました。これを実現するために、素材の栽培農家様との調整から対応。当社への素材の入荷、乾燥、抽出、化粧品原料の出荷までを滞りなく行うことができました。
新規化粧品原料の開発は、開発費や開発期間は必要となりますが、開発した原料はお客さまの独占原料となりますので商品の差別化に大きく貢献いたします。
実例その②
例えば食用品として使用されているジュースの原料等、他の用途で使われている素材を用いて化粧品原料の開発を行うこともございます。「食品用で出回っているから大丈夫」と思われるかもしれません。しかし、食品としては問題なくとも、皮膚に長期間塗布すると皮膚障害が発生することもあるため、肌にのせることを前提とした安全性評価が必要となるのです。
一例として、食品メーカー様から、食品を加工する際に大量に発生する副産物についてのご依頼をいただいたことがございます。副産物はこれまですべて廃棄していたとのことですが、「この副産物にもいい成分が含まれているためどうにか有効に活用したい!」というご要望を受け、化粧品に配合するための安全性評価や加工を当社にて行いました。
既に他用途で使用されている素材を使うため、新規開発に比べ製法検討が容易なことが多く、開発費用も抑えられるメリットがございます。
実例その③
当社での開発・製造実績のある化粧品原料について、製法はそのままに抽出素材の品種や産地を変更することで、オリジナル原料として供給することも可能です。
例えば、絞った豆乳を発酵させることで生まれた「豆乳発酵液」について、オリジナルの大豆からつくることができないかとご相談をいただき、支給された豆乳を用いてお客さまオリジナルの豆乳発酵液を製造したことがございます。
既に製法が確定していることから、新規開発に比べ開発費と開発期間を抑えられるメリットがございます。当社で製造・販売を行っている原料であれば対応が可能ですので、お気軽にご相談ください。