2020.10.26
“効果のある美容成分をお届けするために”
三省製薬の成分開発
美白成分・黄ぐすみ防止成分「コウジ酸」や育毛成分「CTP(6- ベンジルアミノプリン)」などの新規有効成分をはじめ、三省製薬では様々な美容成分の開発を続けています。
どのような姿勢で、またどのようなこだわりを持って成分開発に取り組んでいるのか、“三省製薬ならではのこだわり”をご紹介するため、当コンテンツサイトのスタッフが素材開発部部長の伊賀和宏さんにインタビューを行いました。
麹菌や酵母菌など複数の発酵を利用して、開発を行っているのは三省製薬ならではの強みではないでしょうか。発酵させると、代謝物質として新たな良い成分を作り出すことができたり、タンパク質を低分子化して吸収力をアップさせたりなど、様々な変化が期待できます。
三省製薬が開発した美白成分・黄ぐすみ防止成分「コウジ酸」も、麹菌の発酵過程で生みだされる発酵代謝物質です。
最終的に人の肌で有効性を確認するのが難しいですね。
(ヒトに使う前に)試験管で有効性を確認し、エビデンスを取っていても、人に使うと条件にバラつきがありますし、思ったように効果が出ない時もあります。
それでも、「人の肌で効果が発揮できること」が私たちの理念ですから、できる限りヒト試験を行い効果を確認するようにしています。
そうですね。スタッフの皆さんに実際に使ってもらって効果を確認することもありますね。
※スタッフによる評価の一例。三省製薬の成分はヒト試験済みです。
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三省製薬では現在動物実験を一切行っていませんので、最初から人が使うことを想定して、安全性など問題のないように細心の注意を払って開発を行っています。
はい、間違えて食べてしまっても問題ありません。美味しくはないと思いますが(笑)
私たちはまったく新しい化合物を作るわけではなく、食経験が長い素材や昔から民間薬として使われてきた素材などに着目して研究開発を始めています。
安全性は問題ないか、成分としてお届けする際に安定的に入手できるか、歴史的にどのように使われてきたかなどを総合的に判断して、問題なさそうであれば開発に取り掛かっています。
ありますよ。それでも、「この素材はこのくらいの効果しかなかった」という経験と知識になります。そういった経験と知識を積み重ねていくことが、また次の開発につながっていくと思います。
久留米市の特産品であるはとむぎを使った美容成分の開発など、いただいた素材を生かして開発を行うこともあります。
そういった場合は、これまでの知見を元に様々な手法で成分開発を行い、さらにあらゆる素材と組み合わせて商品化のご提案を行っています。特に、持ち込んでいただいた素材を使って開発する場合は、安全性には十分に注意しています。もちろん、ヒト試験も行ってどのような効果が得られるかの検証も十分に行います。
通常の美容成分ですと、着想に1 年、製品化までに1 年くらいかかります。
しかし、新規有効成分の場合は実験の数やレベル、規模がまったく違ってきますから、さらに時間がかかります。私は直接関わってはいないのですが、美白成分・黄ぐすみ防止成分「コウジ酸」の開発には13年かかったと聞いています。
育毛成分「CTP(6-ベンジルアミノプリン)」はそこまで時間はかかりませんでしたが、洗髪で抜けた何千本もの髪を1本1本数えたり太さを確認したりして有効性を実証したそうです。
でも、そうやってとったデータが三省製薬としての知見になっていますからね。
コツコツと積み重ねてきた有効性やエビデンスの数は三省製薬の強みのひとつと言えるでしょう。
これからも開発を続けて、社会に貢献できるより多くの美容成分を開発していきたいと思います。成分でお困りの際は、ぜひ三省製薬にご相談いただけると幸いです。
三省製薬株式会社
この記事で紹介されている成分のサンプル・資料のご請求等は三省製薬までお気軽にお問合せ下さい。
TEL:092-503-2597(事業開発部) FAX:092-503-4696